<なるほど!な調査・レポート>
日経MJから2022年上期ヒット商品番付が発表されました。
今回は番付表から今年の消費トレンドを学びます。
■コロナ後のトレンド先取りランキング
●東の横綱 「値上げ消費」
・価格据え置きを宣言したプライベートブランド(PB)
・ディスカウント店(業務スーパー)
>節約志向の高まり
●西の横綱 「リベンジ旅行」
・積み重ねた節約や我慢を旅行で発散
>メリハリ消費の傾向
●東の大関 「ノンアル生活」
・ソバーキュリアス(健康を意識して飲酒をやめること)
>ノンアル飲料の売上げ好調
●西の大関 「メタバース」
・デジタル空間上の交流が台頭
>日本でも参入する企業が増えている
●東の関脇 「次世代自動販売機」
・AIブレンドコーヒーからラーメンまで進化が止まらない
>自販機大国日本の面目躍如
●西の関脇 「平成ギャル文化」
・2000頃の流行を再編集
>昭和ではなく平成もすでにレトロなのか

■巣立とう消費
コロナ禍の「巣ごもり消費」から外に向かって
羽ばたこうとする「巣立とう消費」へと向かっている。
とはいえ、複雑な社会状況も重なり完全な
「巣立ち」ではまだないようです。
「巣立とう消費」のポイントは
1. 内から外
2. デフレからインフレ
3. 新旧入り乱れて
確かに番付上位三役に加えて「小結」「前頭」ともに
上記3つのポイントが含まれていますね。
すでにスタートしている今年の下期に向けても
「巣立とう消費」3つのポイントを踏まえて
マーケティングを考えていくことが重要ですね。
(有馬)
出典
2022年上期ヒット商品番付 スピード解説
/ヒットのクスリB面/日本経済新聞
https://www.nikkei.com/live/event/EVT220531001
上期ヒット商品番付 横綱に値上げ消費とリベンジ旅行
/日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC27DB90X20C22A5000000/