<視点>
タイトルを変えることでターゲットに届く
芦田央(DJ GANDHI)さんの
note記事を読んで思い出しました。
この和訳センス良いな…
お気に入り外国映画の邦題ベスト10
https://note.com/dj_gandhi/n/n6918eb8bde05
昔の洋画は、
日本公開時のタイトル付け方が
すごかったなと。
英語タイトルを和訳したのではなく、
もはや別の作品のように思えますね。
<概要>
■もはや別タイトル
記事で紹介されていたリチャード・ギア主演の
「愛と青春の旅だち」の原題は
「An Officer and a Gentleman」。
★愛と青春の旅だち
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確かに、士官学校を通した
若者の成長の軌跡を描く内容が
そのままの和訳では伝わりにくいですね。
同じように軍隊を通して
若者の成長を描いたトム・クルーズ主演の
「TOP GUN」が日本でそのままカタカナの
「トップガン」になっていたのとは違いますね。
★トップガン
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「An Officer and a Gentleman」と
「TOP GUN」。
担当した映画の広報担当は、
日本の生活者にどうしたら響くのか、
劇場に行きたいと思わせるのか、
悩んだ結果が「新たなタイトルの制作」
だったのでしょうね。
前述の芦田さんのnote記事では、
10作品が紹介されていますので
興味のある方はご覧ください。
<ポイント>
■タイトルで惹きつける
動画の制作でも「頭の数秒にインパクトを」
音楽でも「イントロは短くサビメロに」など
一瞬でターゲットを惹きつける手法が
今では要求されます。
洋画を独自のタイトルで惹きつける手法は、
告知するメディアが限られた昔から
多くの人に作品を伝えたいという思いで
取られてきた手法だったのですね。
作品のオリジナル性が‥という
意見もあるかとは思いますが、
とにかく観てもらった後に
作品のクオリティとして判断して
もらえればいいのかなと、
「広告」に携わる私としては、
思っています。
オズボーンのチェックリストだと、
内容は同じでタイトルだけ変える
「変更」になります。
↓オズボーンのチェックリスト↓
<さいごに>
■素敵に騙されたい
洋画で「原題」と「邦題」が違っている
話をしましたが、
映画では「原作」と違っていることが
度々あります。
私の大好きな映画「ブレードランナー」の
原作はSF小説で原題は
「Do Androids Dream of Electric Sheep?」
日本での小説のタイトルは
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」。
★アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
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この段階でタイトルがカッコよくなっていますが、
映画でのタイトルは原題が
「Blade Runner」
日本でもそのままカタカナ化されて
「ブレードランナー」となっています。
★ブレードランナー
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映画ではタイトルがキャッチーに
なっているだけではなく
シナリオのアレンジも素敵になっています。
映画を見た後に原作を読んだ感想は???
原作と違う!といきり立つのではなく、
こんな風に映像化してくれてありがとうと
素敵に騙されたいものだと思いました。
(有馬)