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絵本が売れているらしい

出版物の現象が続く中で「絵本」が好調?

私の地元の新聞「熊本日日新聞」に
絵本の売り上げ好調」という記事を読むまで
気が付きませんでした。

出典:熊本日日新聞
大人もはまる? 絵本の売り上げ好調

https://kumanichi.com/articles/731239

■絵本人気の秘密=新旧での伸び

出版物の売上が対前年比1.3%減と
17年連続で減少を続けいているなかで、
絵本の売上は前年比7%の増加。

なぜ、絵本が売れているのでしょうか?

好調の理由には、
「新」「旧」それぞれの状況がありました。

■新=新たな作家の台頭

絵本の売上増に貢献している作家として
名前が上がるのが「ヨシタケシンスケ」さん。

ユーモアあふれる作風のなかに
大人にもじーんと心に来る内容があり
幅広い世代から支持を受けています。

考えてみれば私もメールマガジンで
度々紹介するほどファンでした。

「どうやらヨシタケさんが好きらしい」↓

https://seiri-tsutaeru.com/mailmagazine/641/

絵本コーナーの年間ベストセラーランキングで
あつかったらぬげばいい」が7位。
https://amzn.to/3zw9n2E

※金龍堂まるぶん店調べ(以下同様)

ヨシタケシンスケさん以外にも
他に新たな作家として人気なのが
工藤ノリコ」さん。

ノラネコぐんだん」シリーズがヒットしており
先の年間ベストセラーランキングでは
ノラネコぐんだん ラーメンやさん」が10位。
https://amzn.to/3OvU7Hb

ヨシタケシンスケさんや工藤ノリコさんといった
新しい作家の絵本は、
独自性のあるイラストや
ストーリーの分かりやす
さがあり、

私がヨシタケシンスケさんの絵本に
感じ入ったように大人が共感し、
自分用に購入することで販売増加に
つながっています。

■旧=ロングセラー作品の読み直し

先の年間ベストセラーランキングには


3位「いないいないばあ」
https://amzn.to/3vcdRZH

4位「きんぎょがにげた」
https://amzn.to/3Pz2Yt1


6位「はらぺこあおむし」
https://amzn.to/3RZDwhE

と、今やおじいちゃんとなっている私が
子どもたちが小さい頃に読み聞かせしていた
絵本がランクインしていました。

なぜ数十年昔からある絵本が
現在も売れているのか?

理由としては、コロナ禍で
ロングセラー作品を読み直す動きが
販売を押し上げているそうです。

そういえば妻が、
孫のために衣類を送る際に
それこそ娘が大好きだった絵本を
同封して送っていましたね。

■市場をつかむ温故知新

改めて考えてみれば、絵本人気の秘密は、

●新しい作家の登場=新商品の開発
●ロングセラー=定番商品の維持

まさに新旧のコンテンツが
「新:攻め」と「旧:守り」とそれぞれ
商品開発・販売の定石通りの
プロモーション=温故知新にありました。

皆さんもご自分のビジネスで
温故知新を図ってみませんか。

(有馬)