図書館が「待つ」から「出る」へ、
モールに作られた「荒尾市立図書館」に行ってきました
<今日の視点=「待つ」から「出る」へ>
<はじめに>
荒尾市立図書館に行ってきました。

以前に紹介した宇城市の
不知火図書館」と同じく
この春にオープンした
ピカピカの図書館です。
荒尾市立図書館
https://www.arao-lib.jp/
★不知火図書館の記事はこちら
■書店とカフェも併設
訪問したのは月曜日でしたが
一般的な公立図書館とは違い
休館日は毎月月末と年末年始、
特別整理期間。
開館時間も10時から20時なので
仕事帰りにも利用できます。
また、図書館の入口には
本屋さんの「紀伊國屋書店」、
カフェの「シアトルズベストコーヒー」が
ありますので、
借りるもよし、買うもよし、
本を片手にカフェもよし、
というわけで、
本好きにはたまらない
スペースになっています。

<視点ポイント>
■モールに出店(?)
新築でキレイ、開館期間も永く
本を楽しむ環境が充実している
荒尾市立図書館ですが、
一番のポイントは立地にあります。
図書館のような自治体の公共施設は、
役所や住宅街から離れたところに
あることが多いのですが、
荒尾市立図書館は、
あらおシティモールの2階にあります。
ここにあるので利用しに来て下さいと
「待つ」のではなく、
皆さんが日常的に利用する場所に
「出る」という発想に感心しました。
図書館の目的は、
建物を作ることではなく、
本や情報を提供することで
市民に貢献することです。
そのために市民がいる場所に
図書館が出ていって、
サービスを利用しやすくすることに
したのでしょうね。

■生活にサービスを「結合」
ショッピングモールに公共図書館が
出店する発想は、
オズボーンのチェックリストだと
市民の生活拠点に
行政サービス施設を組み合わせる
「結合」になります。
↓オズボーンのチェックリスト↓
■9月が楽しみ
8月22日に荒尾市立図書館を
訪問した時に残念だったのが、
あらおシティモールの専門店の
多くが改装中だったこと。

モールの核となる「ゆめタウン」と
「ホームセンター ダイキ」は、
もちろん営業していましたが、
準備中の店舗が多いと
やはりテンションは下がりますよね。
とはいえ9月の中旬には、
改装中の店舗もオープンする
ようなので楽しみですね。
そうそう、敷地内駐車場横に、
マクドナルドの店舗も建築中でした。

<さいごに>
8月23日の熊本日日新聞で
建築家の安藤忠雄さんが
熊本県に「子ども図書館」を寄贈
との記事がありました。
熊本県民の私としては、
とてもうれしいニュースでした。
ビジネスの世界でも教養=
リベラル・アーツが注目されていますが
多彩な知識に触れる場として
図書館は最適な場所ですね。
私の定年後を豊かにしてくれる
場所として図書館をもっと利用して
いきたいと思いました。
出典/熊本日日新聞
建築家・安藤忠雄さん、熊本県に「子ども図書館」寄贈
設計・建設費を負担、2024年春の開館めざす
https://kumanichi.com/articles/767986
(有馬)