<なるほど!なアイデア>
ゲームの定番設定であるHP=ヒットポイント
(ゲームで使われる体力の値)を
日常のそれも会社内で提示するとは、
面白いことを実施しましたね「音研」。
■程度にあわせた3種類
音研が用意した残りのHP表示バッジは、
最大HPを1万として次の3種類。
●万全のHP 10000/10000
●お疲れ気味 3899/10000
●ヘロヘロな 15/10000
残り15HPだと風が吹いても
倒れそうな感じですね。
Twitterで人気になったため何と
バッジがWEBで販売開始!
※ケンさんずマーケット
https://kensansmkt.base.shop/
■狙いはコミュニケーション
誰もがプレッシャーやストレスを抱えており、
精神的にも肉体的にもコンディションは
日々異なりますが、
現在の日本の職場では、
自分のコンディションについて
口に出せない場合が多くあります。
そこで、気軽に自分の状態を発信できる
方法はないかと考えていたところに
「HPを可視化できるバッチを作れば」
という声が社員から上がり、
自社設備でサンプルを作ってみたのが
この“残HP見える化バッジ”。
予想以上にいい出来栄えだったため、
音研の営業部で配布して制度化。
普段会話のない相手との
会話のきっかけにななったりと、
社員同士のコミュニケーションツール
としてうまく働いているようです。
■オズボーンだと「応用」
この「残HP見える化バッジ」のアイデアを
オズボーンのチェックリストでいえば「応用」。
ゲームで使用するHP表記を会社での
自己の状態説明に「応用」したわけですね。
↓オズボーンのチェックリスト↓
https://seiri-tsutaeru.com/knowledge
私が会社に毎日出勤していた頃だと
朝からすでに「3899」のお疲れ気味で
会議の後などは議事録をまとめながら
ヘロヘロな「15」を付けていそうです。
とはいえ「残HP見える化バッジ」の
一番の狙いはコミュニケーションですので
ヘロヘロな「15」人を見かけても
業務を分担したり支援したりしながらも
笑っていられそうなのが素晴らしいですね。
(有馬)
出典:
“残HP見える化バッジ”を社員に配った会社に「うちもほしい」の声
ねとらぼ
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2207/05/news154.html
■つぶやき
今回は「残HPバッジ」という
面白いアイデアを紹介しましたが、
日本経済新聞のWEB記事で
「王様のアイディア」が
復活していたことを知りました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD115L30R10C22A7000000/
さっそくTwitterで紹介したところ
王様のアイディアの仕入担当さんから
リツイートをいただき、
https://twitter.com/seiritotsutaeru/status/1547656334664880139
ちゃんとWEBの情報も
チェックされているのだなと
感心しました。
それにしても子供の頃にワクワクした
面白雑貨の「王様のアイディア」に
また会えるなんて、嬉しい限りです。
(有馬)