<なるほど!なプロモーション>
6月23日の「スッキリ」(日本テレビ系列)の特集で
「社員インフルエンサーが増加中」と案内。
企業にとってとてもメリットが多いことを紹介していました。
とはいえ物事には、メリットだけではなくデメリットもあるもの。
東洋経済オンラインに「社員インフルエンサー」についての
記事がアップされていましたのでご紹介します。
■社員インフルエンサーとは
社員インフルエンサーとは、企業や商品のブランディング、
販売促進に従事する社員のこと。
中の人(=社員)が情報を発信することで、
外部ライターに比べて広報するネタや了解が取りやすく、
さらに担当社員をタレント化できれば、
制作にかかわるコストの削減や
メディア露出のブランド効果も期待できます。
とはいえ、社員インフルエンサーについて、
いいことばかりではありません。
東洋経済オンラインの記事では、
次のようにSNS運営の課題を紹介しています。
■社員インフルエンサーの課題
1)人事と育成の難しさ
・業務の押しつけはハラスメント
・やらせっぱなしで育成やフォローしない
2)過重労働
・兼業で仕事の総量が増える担当者
・休日もチェックを求められる管理職
3)社内での孤立
・身近な社員たちからやっかみを受ける
4)業界への配慮
・投稿における自社と他社のバランス
5)あいまいな評価指標
・どんな基準で評価するのかあいまい
6)誹謗中傷対策
・メンタルサポート、プライバシー保護やストーカー対策
7)引き継ぎトラブル
・異動、退職の際にトラブルに発展しやすい
■さいごに
流行りなのでSNSをやってみようと、
軽い気持ちで業務を兼業させ
労働環境が悪化。
評価基準がないので担当者が疲弊。
ファンを持ったままの退職トラブルなど。
SNSは反響が出やすい分、
大問題に発展しかねないマーケティング
であることを忘れてはいけませんね。
出典:急増する「社員インフルエンサー」7つの危うさ
/東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/599203