目次
<週末は楽しくなるグッズの話>
中学への進学祝いで「万年筆」
高校への進学祝いで「腕時計」
来月定年(60歳)を迎える私世代の
進学祝いの定番でした。
50年近く前の話ですが、
その当時から「万年筆」使わないよねと
思っていましたが
ラミーの万年筆、
即完売するほどの人気らしいですね。
■5月完売し8月再販売予定
ラミーはドイツの筆記具メーカーで
私もボールペンを愛用しています。

そのラミーから今年5月に
数量限定で発売されたのが
「ラミー サファリ ホワイトレッドクリップ万年筆 漢字ニブ」
(ペン先に「漢」の文字が刻印されています)
約5日で400本を完売した商品です。
そして5月の高い評価を受け約1,000本の
増産を決定し今年の8月から販売予定と
なっています。
■ヒットの秘密は「美文字」
5月に「漢字ニブ」を購入した多くの方は、
普段からラミーを愛用しているファンでしたが、
数あるラミーの商品の中で「漢字ニブ」が
支持された理由を
ラミーのマーケティング担当者は
次のように説明しています。
欧米ブランドが東洋の文字である漢字を
取り上げるという物珍しさに加え、
万年筆でより美しい文字を書きたい、
従来品より美しく日本語を書けるのでは、
という“美文字”への探求心を
くすぐったのではないか
なるほど日々のコミュニケーションの中心が
メール、SNSなどデジタルに移行している
現状だからこそ、文房具ファンの皆さんは
手書き文字⇒美文字
へのこだわりが高くなっているのですね。
■秘密は「ペン先」とその「構造」
「漢字」と商品名にあるように
ラミー サファリ ホワイトレッドクリップ万年筆 漢字ニブ は
従来のニブ(=ペン先)とは違った構造になっています。
従来のニブと比べてペン先を細長くすることで
柔軟性が高くなり筆圧に応じてペン先が変化しやすい、
それが漢字の“はね”や“はらい”の表現しやすさに
つながっています。
さらにペンポイント(ニブの先端に付いている小さな球)も、
V字状に研磨されたことで、
ペンを持つ角度で線の太さが変わるようになっており
漢字の表現に変化をつけやすくなっているそうです。
■さいごに
私は子供の頃から、
字が汚いことにコンプレックスを持っており
ワープロ(今はPCですね)が登場した時には、
これで救われる!と思ったほどです。
とはいいながらデジタル化がここまで進んでくると
下手な字ながら手書きもいいかも‥と
思うようになっていました。
「美文字」ですか、、「万年筆」ですか、、
文房具ファンとしては気になりますが、
普段の手書きは書き直しのできる
「フリクションボール」に決めていますし、
記録を残す筆記具としては、それこそ
ラミーのサファリシリーズのボールペンを
愛用中。
何か重要な書類にサインする時が
来ない限り、万年筆は購入しないかな‥
などと考えています。
まあ、ラミーの漢字用万年筆について
検討してしまっている今の状況は、
すでにマーケティングの術中に
はまっているのでしょうけどね。
(有馬)
出典:日経クロストレンド
ラミーサファリの「漢字用」万年筆が上陸
即完売で1000本増産
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01903/?i_cid=nbpnxr_parent