今日のなるほど!

(今日は書籍のレポートです)
なんだかしんどい・・・
そんな思いをずーっと感じて暮らしていました。
(まだ、います、かな)
この記事を目にしたときに「なんだかしんどい」を感じていたのは、自分だけではなかったんだ!と思ったのです。
<これが目にした記事でした>
「誰もが感じている「なんだかしんどい」の正体」東洋経済オンライン
https://my198p.com/l/m/CadheZvQK0xJag
■多くの人がしんどさを感じていた
東洋経済の記事によると、私だけでなく多くの人が“普通”の生活を営んでいる中で「特にこれといった理由もなく」「気が付いたらいつの間にか」漠然としたしんどさを感じているそうです。
私だけじゃないんだと安心しつつ、こりゃ大変なことだと思いました。
多くの方は、何もアスリートのように日々体に強い負荷を与えているわけでも、不眠不休で仕事を続けていたりするわけでもありませんので、この「漠然としたしんどさ」の原因は、特定することが難しいもの。
では、しんどさにどう対処したらいいのだろう?
記事では、京都でお灸と養生の治療院を営んでいる「すきさん」の著書から、しんどさについて次のような理由と対処法を紹介していました。
<これが記事のもとになった著作>
ゆるませ養生~“何だかしんどい”を楽にする「自分を大事にする作法」/すきさん/大和書房
https://my198p.com/l/m/2rYnN2RC3kmuCl
■頑張り屋さんだからこそ「しんどい」
私たちは何かというと「頑張る」が口グセになっていて、何かと頑張ることを期待されます。
私も仕事の関係先への年賀状の添え書きに「今年も励みます」「一層頑張ります」と書いていました。
筆者の「すきさん」のところへ治療に訪れる人で「なんだかしんどい」という悩みを持つ人は、みんな「頑張り屋さん」だそうです。
「頑張りグセ」が染みついている人は、本当に多いのです。
もちろん、頑張ることはとても素敵なことですが、あくまでもその人の負担になりすぎない「頑張り」でなくてはいけません。
ここからちょっと武田鉄矢的になります、はい!、いいですかー。
「頑張る」という文字は「頑(かたく)なに張る」ということを意味します。
頑張ると無意識のうちに私たちの体や心は固くなってしまうものなのです。
なので頑張り続けてしまうと、心身の固さは増していって、いずれ体調のバランスを乱したまま固まってしまいます。
筋肉だって、ゆるんだ状態から固くなるときに一番パワーが出るものですよね。
東洋医学の世界観では、私たちの体調はシーソーのように常にゆらゆらと動きながらバランスを取り続けている、ととらえます。
「緊張と弛緩」「疲労と回復」「仕事と遊び」という具合に。このシーソーのバランスがある程度の範囲内に保たれてさえいれば、基本的に体調を大きく崩すことはないのです。
けれども、私を含めてみなさん、どうですか?
頑張り続けて固くなり、いざというときに本来の力が発揮できなくなっていませんか。
■バランスを整える=養生
「頑張る」で固まってしまったシーソーの反対側に“何か”をのせてバランスを取り戻さなければいけませんよね。
この「頑張る」の対になるのが「養う(養生)」ということです。
現代人は「養う(養生)」が決定的に不足しているのです。
なぜ不足しているのか、それは習っていないから。
学校でも社会でも「頑張り方」については、たくさん習ってきました。
しかし、その反対側にある「休み方」「養い方」を習う機会は、ほとんどありませんでした。
そっちは自習ですので指導しません、みたいな感じですね。
これでは、どうにもバランスが悪すぎます。
真面目に生活しているだけで、いつの間にかしんどくなってしまいます。
では、どう養生したらいいのか?
記事には具体的な方法が紹介されていませんでしたので、書籍「ゆるませ養生」から私がいくつかピックアップしてご紹介します。
■温める養生
書籍では「温める養生」「眠る養生」「触れる養生」「動く養生」「季節の養生」「環境の養生」と6つの養生を紹介されていますが、今回は今の寒い季節にピッタリの「温める養生」から養生の方法をピックアップします。
●お風呂
あたたまるならやはり「お風呂」。
温度は41度くらいのぬるめがおすすめ。
「あーーーー」と声が出るくらいの温度でお風呂を楽しみましょう。
お湯が熱すぎると体が温度に対抗して冷やそうとするので逆効果だそうです。
●蒸しタオル
著者である「すきさん」のおすすめは蒸しタオルでのポイント温め。
お風呂に比べて手軽な上に次のようなおすすめポイントがあります。
・ほぐしたいところにピンポイント
・湿気を含む熱なので体の深部まで温まる
・適度な時間で冷めて温めすぎない
<蒸しタオルのつくり方>
タオルを濡らして絞る
↓
電子レンジで温める(600Wで1分くらい)
↓
タオルを触れられる温度まで冷やす(やけど注意)
↓
体の固くなったところにあてる
<蒸しタオル温めポイント>
・目の疲れ=後頭部
・足の重さだるさ=へそ下
・鼻詰まり=髪の生え際
●足湯
頭や目をよく使う人におすすめなのが足湯。
「働きすぎの上半身」と「働かなさすぎる下半身」のバランスが取れていないので、足湯することで下半身の血流を促進して全身の血流のバランスを整えます。
頑なになって固まった体を温めて、体とこころをゆるませる養生でバランスをとりましょう。
書籍では、他にいくつも養生の方法が紹介されています。
全て手軽にできることばかりですので機会があれば、自分が取り組みやすい養生に取り組んで貰えればと思います。
■最後に
すきさんの著書「ゆるませ養生」が伝えたかったのは以下のメッセージ。
頑張り過ぎが「しんどさ」を生む原因、
自分を大事にする「養生」を身に着けましょう。
いろんな健康法がありますが、体にいいからと頑張りすぎると良くありませんよね。
自分のペースで養生を心がけて「なんだかしんどい」を解消していきたいと思います。
(有馬)
出典:
●「誰もが感じている「なんだかしんどい」の正体」東洋経済オンライン
https://my198p.com/l/m/CadheZvQK0xJag
●ゆるませ養生~“何だかしんどい”を楽にする「自分を大事にする作法」/すきさん/大和書房
https://my198p.com/l/m/2rYnN2RC3kmuCl
私の定年まであと:208日!
会社の健康診断を受ける施設が「菊池養生園」。
正式名は「公立菊池養生園診療所」で、診療以外に健康診断やイベントを通して健康教育も行う地域に根ざした公的機関です。
こんな身近に「養生」を標榜する医療施設があったんだなと改めて思いました。
来月の健康診断の際には、「養生」にも注目してみたいと思います。
ただ・・私、採血が苦手でして・・次回も注目する余裕はないかもしれませんが・・
(有馬) |