今日のなるほど!
■α世代
新年最初のメールマガジンですので
初夢的に少し未来のお話を。
「α世代」
昨年話題となった「Z世代」の
次の世代なのですが
AIは当たり前、
リアルもバーチャルも区別しない
完全なデジタルネイティブです。
■そもそも世代って?
●●世代とメディアで紹介されていますが
一般的に次のように説明されています。

世代の定義は、公的なものではないので
例えば「ロスジェネ」「草食系」など
それぞれの人がそれぞれにネーミングして
いますが、
一定の周期で人間の嗜好や生活様式などが
変化していることを「世代」という
言葉で表現しているのですね。
Z世代はアメリカでジェネレーションZと
呼ばれる世代設定を日本に当てはめたもので
インターネットが普及した後に
生まれたデジタルネイティブな世代で
「スマホ世代」とも呼ばれており、
次の消費の主流になるということで
多くのマーケターがZ世代の行動を
解き明かそうと躍起になっています。
昨年2021年の日経MJヒット商品番付でも、
Z世代が堂々東の「横綱」でした。
そのような中で気の早いところですが
Z世代につづく2013年以降に生まれた
α世代の特徴を考えてみます。
■AIネイティブなα世代
時代としては、AIがより生活に密着。
現実世界とオンラインコミュニティが
現実の一部として認識していると
思われます。
アニメ「攻殻機動隊」や
映画「マトリックス」のような世界が
実現しているかもしれませんね。
生まれた時から様々な情報を簡単に
統合して扱える環境のため、
文章より動画や画像を好み、
SNSを通して多様な人の活動に
アクセスしながら成長期を過ごす。
幼少期からプログラミングの
教育を受けているので
完全にデジタルネイティブと
考えられています。
インターネット検索でも
「キーワード」から「ハッシュタグ」へ
という変化がありましたが、
AIが当たり前のα世代では
「フィルタリング」されていることが
前提となっているかもしれません。
「あなたの興味のあるニュースを集めました」
といったその人の興味に合った情報が
今でも広告や検索時に優先的に表示されますが
α世代ではフィルタリングがますます進むと
思われます。
そこで懸念されるのは「フィルターバブル」。
自分に都合のいい、興味のある情報しか
目にしなくなる恐れがあります。
Z世代でもタイムパフォーマンス=時間帯効果が
重視される傾向がありましたが
α世代はさらにその傾向が強いと思われます。
↓以前のメルマガ:ショート動画というトレンド↓
https://my198p.com/l/m/9Nj5UtnespSdG5
■スマートフォンからスマートウェアへ
Z世代は「スマホ世代」と呼ばれ、
スマホを指で操作する方法が中心でした。
では、α世代ではどうなるのでしょうか。
AIがより生活に密着していくのと合わせて
ITデバイスも超小型の登場になりますので
身に着ける「ウェアラブルデバイス」が
より充実していくと予想されています。
近年開発が進んでいるのが、
衣服タイプの「スマートウェア」で、
着るだけで心拍数や心拍周期などの
生体情報がわかるなど、スポーツや医療、
介護分野での活用が期待されています。
■2030年へ向けて
とはいえジェネレーションαが
本格的に社会に参加する時期は
早くとも2030年代以降。
今回のα世代の予測も「初夢」ですので
実際にα世代がどのような特徴を持った
集団になるのかは、まだまだ未知数です。
Facebookが社名をメタに変更するなど
生活者とつながるコミュニケーションが
激しく変化しています。
↓以前のメルマガ:メタバースって何?↓
https://my198p.com/l/m/fwP10MjW6RBDyT
私の関わる分野である広告・販売促進でも、
新たな取組が次々と現れては消えていく
ことになるでしょうね。
とはいえ「伝わる」手法は変わっても、
「伝える」ことは新聞・ラジオの頃から、
ひょっとするとそれ以前から、
変わっていないように思います。
頭の中のモヤモヤを「整理」して、
メッセージを届けたい人に「伝える」。
「整理と伝える」を今年2022年も
ますます磨き取り組んで行きます。
(有馬)
出典:
●世代/Wikipedia
https://my198p.com/l/m/myjeljM1Vb5mRk
●ジェネレーションαの時代−Z世代の次を考える
/ニッセイ基礎研究所
https://my198p.com/l/m/bsT8UACqMj2yFI
●ジェネレーションギャップを埋める鍵
Z世代の次「α世代」とは?/日経ビジネス
https://my198p.com/l/m/ywDMNXEfNHK4dv
(有馬)
私の定年まであと:226日!
今年の正月は上の娘が孫を連れて
帰省してくれたのでとても賑やかな
正月となりました。
このような正月が続けばいいなーと
思いました。
(有馬) |