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カラオケ店をアトリエに転用する視点

<今日の視点=アトリエ化>

<はじめに>

日本経済新聞の動画サイトで紹介されていた
カラオケ店舗の新しい使い方の視点に感心しました。

「歌う場所」から「制作する場所」
=「アトリエ」への「転用」です。

<どうなってるの>

■ミシンの「用途」と「理由」と「背景」

名古屋でカラオケチェーン「JOYSOUND」を
運営するスタンダードが

新型コロナウイルスの感染拡大による
空室の有効利用策として始めたのが
「ミシンの貸出」です。

ミシンを使う「用途」としては、
●自分や人形用の服の制作・手直し
●小物の制作・イニシャルなどの加工

など様々ですが

利用する「理由」としては、
●ミシンを掛ける音が気になる
●そもそもミシンが自宅にない
●作業の気晴らしができる=カラオケ

が挙げられます。

ミシンを選んだ「背景」としては、
●親会社がブラザー工業
ミシンの製造メーカーです。

そのため導入されたのは
10万円を超える高機能ミシン。

自宅のミシンではできない
加工も簡単にできてしまいます。

<なるほど>

■アトリエに「転用」する視点

「リモートオフィス」や「楽器の練習」など
カラオケ店はコロナ禍での利用者減少に
対して新たな用途を開発してきました。

そして新たに開発した用途が
ミシンの貸出による「アトリエ」。

騒音の出る制作作業用の場所=
「アトリエ」としての場所の提供なのですね。

オズボーンのチェックリストで言えば、
施設はそのままで新しい使い道を開発する
転用」となります。

↓オズボーンのチェックリスト↓

https://seiri-tsutaeru.com/knowledge/

カラオケボックをアトリエとして考えると
ミシン以外にも用途が広がりそうですね。

<さいごに>

カラオケボックをミシンを使った
アトリエにする取り組みは、

親会社でミシンメーカー
ブラザー工業的にとっても
高機能ミシンを体験してもらう
場所にもなりますので

運営するスタンダードとしても
子会社として顔が立つ。

マーケティングの視点だけではなく
会社員としての視点としても
グッドな仕掛けですね。

私もみんなが幸せになる
一石二鳥を企んでいきたいと
思います。

(有馬)

出典:
ナゴヤ発カラオケ店で「内職」 ブラザー、ミシンを貸与
日本経済新聞/映像/LBS

https://www.nikkei.com/video/6310090712112/

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