今日のなるほど!
<今日はテレビドラマの話題です>
放送局から届いたタイムテーブルを見ながら思っていました。
「ドラマ多くない?」
ワイドショーとバラエティばかりだったような編成から、何だかドラマ枠が増えているような気がしていました。
ここのところの自粛で地方テレビ局でも広告代理店への番組・営業企画の説明会が開催されていなかったので、テレビ放送を取り巻くいろいろな状況が分からなくなっていました。
それでも、韓国のドラマが世界配信されて人気が出ていたことや、まだ一部とは言えテレビ番組のネット同時配信がスタートしたことの影響があっているのかなーと思っていたら、見つけました。
東洋経済オンラインの記事で「テレビが低視聴率でもドラマ枠を急に増やした訳」です。

■テレビドラマが増殖中
【テレビドラマ増殖中の理由】
テレビの番組改編でここのところドラマが急増中。
理由は地上波での視聴率ではなく、配信での再生回数急増と若年層対策、放送外での収益を睨んだコンテンツ産業への変化にありました。
/東洋経済オンライン
https://my198p.com/l/m/F9bCUvCEIFDvV0
とはいえテレビの視聴率は全体として伸びていません。
テレビの視聴率は全ての受像機=テレビに対してどれくらい見られているのかを計測するので、そもそもテレビを見ていない人が増えれば視聴率は低くなります。
そのような状況でドラマ枠が増えている理由は、視聴率以外のところにあったのです。
■TVer躍進の原動力=ドラマ=若年層視聴者も獲得
テレビ番組のドラマをどうやって見ているのか。
その答えがTVerにありました。
TVerを中心にした見逃し配信での視聴。
たとえばフジテレビの場合、3月の見逃し配信数が6455万再生の過去最高値を記録。
前年比305%の増加、月間ユニークブラウザも945万など飛躍的に配信視聴が増えています。
その原動力がドラマ。
クール(四半期=3カ月)ごとに「各局の配信再生数記録を更新する」という右肩上がりの状態で、「ドラマの配信再生数はバラエティより5〜10倍程度多い」と言われるほど。
しかも、これまで攻略できなかった若年層に支持されるコンテンツなのですから、手を付けない理由がありませんね。
■新たな収益源にも
確かに国内スポンサーからの広告収入を奪い合うことには限界が感じられます。
「見てもらえるのなら、放送にこだわりすぎないほうがいい」
「海外の配信視聴を確保していかなければ未来はない」
そう考えるのも仕方ありません。
実際にお隣の韓国ドラマが海外へのコンテンツ販売で成功していますから。
日本の我々だって・・と思いますよね。
テレビ局としてもドラマが販売できるとなればCM以外の収入源になりますし、これまで予算を使うばっかりだった制作サイドも利益を産む部署として新たな地位を獲得できますからね。
とはいえWEB動画として世界で再生回数を稼ぐのは、なかなか至難の業。
日本人以外にも好まれるコンテンツとしてのドラマ制作にしていく必要がありますね。
■さいごに
大きな予算を動かしてドラマを制作し放送、さらに動画コンテンツとして収益を挙げられるのは、都会の大手放送局。
私の住む熊本のような地方では予算がないので、なかなかドラマを制作できません。
テレビ局がコンテンツ企業を目指す中、ローカルでのメディアのあり方も変わっていくのでしょうね。
(有馬)
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テレビ局の話題で思い出したのですが。
先日、「今月から担当になります」とテレビ局の若い営業担当者が引き継ぎで先輩営業と一緒に私を訪ねてきました。
その時に話題になったのがFAXについて。
入社2年となる彼は、入社するまでFAXでやり取りするところを見たことがなかった、とのこと。
いやいや貴局からのCM線引きは、いまだにFAXで届きますよと言ったものの、さすがデジタルネイティブのZ世代は違うなーとジェネレーションギャップを感じました。
(有馬) |